核戦争の脅威について

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ついにロシアが核兵器の先制利用について言及してきたというニュースが目に入りました。
直近でロシア領内の軍事施設がドローン兵器による攻撃を受けたというニュースが出て、それがウクライナ側からの攻撃であることが示唆されていた時から、このような方向に進むのではないかと懸念していましたが、まさにその通りとなりました。
ウクライナが侵略に対しての報復的反撃にでたことは、国内からロシア軍を撤退させるために必要な攻撃であったと言っても、これだけ戦争が長引いて、プーチン大統領が占領した土地はロシアのものだと言って憚らない姿勢からも、仕方ないという見方に多くの人がなるのではないかと思います。
今回のニュースで言及されている核兵器の先制使用については、従来の自国領を攻撃されたときに限るという考えは変わらないと示しているようですが、今回のようにいきなり侵略戦争を仕掛けて進軍させて、占領した土地は自国領などという状況では、どの国に対しても核攻撃ができると言っているようなものです。裏を返せば、ロシアの侵略に対して反撃に出れば核を使うと言っているに等しい発言です。
国際社会は、これを決して許すべきではないと考えます。これはウクライナに対してでなく、全世界に対して核を盾に侵略を行うという意味と捉えられても仕方ないことです。
これはいよいよ、本格的に国連は常任理事国の拒否権を廃止を議論すべき事態になって来たと個人的には思います。
常任理事国で核を持つ国だけが、核兵器の恫喝を背景に、反撃を許さない侵略ができるという世界になれば、第3次世界大戦か第2の植民地時代に歴史を逆走することでしょう。
個人的に悲しく思うのは、このニュースがあまり大きく扱われていないことです。
大げさと笑われるかもしれませんが、このニュースが世界の終わりの始まりのニュースにならないことを切に願います。

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