心の問題を考える

私事で大変恐縮ですが、春にメンタル心理カウンセラーの資格を取りました。
カウンセラーの力を付けたいというよりも、コンサルタントの仕事の中でよく目の当たりにする色々な方の心の問題をどのように対応することができるか、基礎的なことから学びたいと思ったからです。
心の問題、例えばうつ病などは、生涯にかかる人の割合が6,7人に1人というように、決して特別な病気ではないということです。軽い症状は病気といってよいのかもわかりません。
日本の39歳以下の死亡原因のトップは、自殺だそうで、それに対して日本では心の病に対する対応のハードルがとても高いように感じます。
もっとカウンセラーや心療内科への相談が頻繁に行われるようになってもいいように思えます。
昔から聞く話ですが、近年特に「死刑になりたかったから犯罪を犯そうとおもった」というニュースを耳にすることが多くなったように思えます。
大変身勝手で許せないことですが、同時に「なぜ、そんな事例に救いの手がない世の中なんだろうか」とも思いました。
カウンセリングは、個々の人の心の問題を本質的に無くすことはできませんが、それに対する手助けを他者に相談できる仕組みではあります。
もっとハードルが低くなって、世間の認知度が増し、カウンセリングが当たり前に存在する社会になれば、少し世の中が良くならないかという考えが浮かんでは消えます。
皆さんも身近に相談できる人がいなくてもあきらめる必要はありません。調べればどこにも近くにカウンセリングを受けられるところは必ずあります。
カウンセリング資格を取った経験から言えば、カウンセリングは決して特別なことでも、何でもありません。
強いて挙げるなら、その心の問題が、心療内科などの医療の分野に相談すべきか否かを一緒に考えてくれる客観的な第三者だと思ってもらえればいいでしょう。
そのくらいハードルは低くて、かつ、場合によっては良い効果が期待できることではあります。
もっと深刻な状況であれば、それ相応の相談窓口もあります。一人で抱え込む必要はないと、多くの人に知ってもらえる世の中になればと思います。

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