インターネットが世に出回ってきたときのことを覚えています。当時はインターネットという言葉が先行して広まっていたので、何がインターネットなのか良く分かりませんでした。
いまでは小学生からお年寄りまでインターネットが何なのか分からないと言う人はいないでしょうから、時代が大きく変化していることは確かだと思います。
子供の頃の未来世界は、車が空を飛んで、テレビ電話が一般に普及し、宇宙旅行なんかも実現するだろうというような、現実の世界の変化が予想されていました。
今思うと実現しているものも多いですが、当時思い描いていたものはもっと派手な変化だったように思います。
しかし、インターネットの社会への普及と言った面では、今思うと当時では想像できないくらいの派手な変化を遂げたと言えます。
メディアの主流がインターネット抜きでは考えられなくなったり、どんな職種の仕事も何かしらインターネット関連し得る今の状況は想像していませんでした。特に今回のコロナ禍はその影響を加速させています。
今後は、インターネットの中の方が、今よりももっと実社会の中心になるかもしれません。近所づきあいや社内のちょっとした情報交換、もしかすると旅行などのような現実じゃないと意味のないように思えることも変化するかもしれません。また、今では考えられませんが、モノづくりの現場もオートメーションで人が自宅から管理するなんてことも夢ではないかもしれません。
何を言いたいかというと、そのような変化に我々は意識の変化が付いていないのではないかと思うということです。また逆に、そういう世界になった後に訪れるアナログなことに対する再評価もされるだろうと思います。実際に学習の分野では、パソコン上で勉強するよりも紙や鉛筆で実際に書いて勉強するほうが理解度が高いという研究結果もあるそうで、まだまだ現状の進んでいる方向にも解決すべき課題は多いと思います。
欧米に比べて日本は新しい技術導入の面で遅れていると言います(いまだにFAXを使っているのは日本ぐらいだということで)。これはある意味、古い技術や物を大事にする弊害ともいえます。しかし、そのために世界の競争についていけなくなることもおかしな話です。どうバランスをとっていけばいいか難しい問題ですが、皆さんはどう思いますか?
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