みなさんは2025年問題というのを把握していらっしゃるでしょうか。
一般的には、団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者になることをなどを切り口に語られる問題です。
既に多くの企業は、その業種の如何を問わず、人材難に陥っています。
ニュースでも昔からの老舗企業が後継者不在や、人材難を理由に廃業しているのが話題となっています。
今まさに顕著なのは、サービス業や医療・福祉の分野で、これまで価格転嫁も自動化による省人化を図るのも困難な業界が特に注目されてきましたが、これからは小売り・卸売り業、製造業などの人材需要が現時点で多い業種が死活問題となるのは目に見えています。
製造業は自動化をいかに異次元に進められるかというところが、今後多くの企業における戦略課題となるでしょう。それはロボット分野だけでなくAIのような考える分野においても、また、大企業だけでなく中小企業においてもその裾野が広がっていくでしょう。規模は違っても全自動の生産ラインを多くの企業が導入し、それをメンテナンスし改良していく人材需要がこれまで以上に多くの業界で求められることとなるでしょう。
このような時代の変化に対応していくことが出来ない企業、つまり人手不足を作業員を増やす=固定費を増やすという価値観で、企業発展するための人財を確保する価値観にシフトできないと、新しい意味での人材不足倒産に繋がるようになると予測します。
いかに、優秀な人材を集め、育て、活躍させるか、その3つのうちどれが欠けても生存競争には勝てないという時代が目の前に来ています。
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