コロナ禍とリスクマネジメント

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職業柄、企業におけるリスクマネジメントについて考えることが多々あります。
丁度1年前の今頃は、1年が過ぎれば事態が改善していることを本気で願っていました。
今思えばとんでもない希望的観測であったというほかありませんが、概してリスクマネジメントは事態が深刻な場合ほど想定外となってしまうことは必然ですらあります。
その様な反省をもとに現在の国内新規感染者数の推移を見てみると発生直後から波はあるものの指数関数的にその数を増やしていますから、今回のGWは昨年の20倍の規模となっても不思議ではありません。
乱暴な言い方になりますが、全国でならせば100人に1人が感染したという状況はすぐそこまで来ています。世界に目を向けるとアフリカでは国民の20%がPCR検査陽性となったというところもあります。
100人規模の会社で考えれば、従業員に感染者が出るのは決して稀なケースではない、現実的なリスクということになります。
ただ、日本が世界に比べて幸運だったのは、感染者の推移が世界程早くなかったことでしょう。その分準備期間があったと言えますし、これからでも間に合うリスクマネジメントがあるはずです。
最善の準備をしつつも、治療薬、予防薬が成功して、1日も早く事態が収束することを祈っています。

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