先の参議院議員選挙からしばらく時間がたちました。
多くの方が、安倍元首相の悲報について述べられていますので、そのことについてはあえて言及しませんが、議論すべき争点が犯人の動機や、国葬の是非、要人警護の在り方などに留まっていることに違和感を覚えます。
表題にした通り、本気でネット選挙を考えるべき時期に来たのではないかと思えてならないのです。
選挙のたびに話題となるのは、低い投票率の問題です。あまり強調して報道されませんが、選挙にかかる莫大な費用についても必ず話題には上がります。
これらの点は、ネットでの投票が可能となれば大きく前進することは目に見えています。
公に言われているのは、ネット選挙を解禁すると高齢者に不利だからとか、セキュリティの問題や不正監視についてなどかと思います。
これらの問題は、1回の選挙にかかる資金を考えれば十分対応できるものであると素人でもわかります。
なにも一気に投票所をなくしてネットでの投票に切り替えようというのではありません。むしろこれを機会にマイナンバーカードに連動させて個人認証をしてもいいと思います。
さらに言えば同じシステムは候補者選びだけでなく、国民の意見を直接聞けるアンケートにも使えるでしょう。
人気だけで議席をとるような問題も、政策、マニフェスト、過去の実績を繋げれば打開策となるかもしれません。
もっとも重要な点は、大掛かりな選挙活動は必ずしも必要なくなる可能性がある点です。それは今の仕組みであっても民間からできるアプローチはすでにされつつあります。
選挙に無駄なお金がかからなくなるのなら、もっと頻度をあげて国民の意思を問う機会を増やしたっていいはずです。
街頭演説や応援演説みたいなことも必要なくなれば、今回の安倍首相のようなこともなくなるかもしれません。
すべての問題が解決するとは言いませんが、それを真剣に考えない理由はないように思えてなりません。
だれもが、いずれはそうなるだろうと考える問題だと思います。いまこそ真剣に考えるべき時期だと思うのですが、だれもそれについて意見を出さないのは大変残念でなりません。
皆さんはどう考えるでしょうか?どうしても今のままの選挙でないとダメなんでしょうか。
コメント