やる気の本質について

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梅雨が近くなり雨が続くと気が滅入るものです。知り合いの中学生の子供が「どうも勉強をやる気が起きない」と言うのだそうです。
自分の中学生時代はどうだったかと思い返すと、成績を良くすることに対してポジティブに捉えていたことは覚えています。しかし、決してやる気を出すために何か努力したという記憶がありません。今どきの子はソーシャルゲームやインターネットなど、誘惑も多く大変だろうなと思います。自分たちの頃でもテレビやラジオ、マンガやゲームなど、手に入れるのに今よりも簡単ではありませんでしたが、それなりの誘惑があり勉強より楽しいことは沢山あったと思います。
そういう状況は同じだとすると、経験からやる気は「やる気を出そう」と思って出せるものではないように思えます。むしろ、「そういうことは嫌ではない」とか「なんとなくやっていても苦にならない」という部分を増やすことが大事なのではないかと思います。一番のやる気に対する障害は「苦手意識」が「それは嫌い」という認識に変ってしまうことでしょうか。どんなものにもいい面もあれば悪い面もあります。勉強も然り。嫌なことの中にもそれほど嫌ではないことは含まれていると認識することが重要なことと思います。ただ、自分の力だけで、嫌いなものが好きになることはめったにありません。
すべてのことに興味があってやる気に満ち溢れている人は世の中に確かにいると思います。しかしそれは個人の持っている資質というか性格によるところも大きいと思います。
心理学のある検証にこんな話があります。やる気のないネガティブな人がある日宝くじに当たって大金を手に入れると一時はポジティブに変わったものの、時間が経つと元のネガティブなやる気のない状態に戻ると言います。一方、やる気にあふれポジティブな人がある日事故にあって車椅子生活を余儀なくされると、しばらくはネガティブな状態になっても、しばらくすると元のポジティブなやる気のある人に戻ると言います。
「やる気の本質」というのは、元来そういうものではないかと思います。
つまりそういう変えようのないところを根本的に変えるのか、そういう変えようのない部分を残しつつ自分の中で折り合いをつけることが出来るかです。
換言すれば、人格を根本から変えるような外的な要因を得るか、自分の中にやる気の種となるように小さな捉え方の変化に気づくような内的な要因を得るかです。
企業活性化においても社員のやる気というのはとても重要な要素です。そういう意味でも当社の樽式活性化法は外的要因にも内的要因にもなり得る理にかなった方法なのだと思います。
詳しくはHPの樽式活性化法のページを参考いただければ幸いです。

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